わきが・多汗症
わきの汗の悩みは、においをともなう汗の問題か、においは無いが汗が多いという問題に大別できます。この疾患の大きな特徴は、本人の精神的負担が大きく、適切な治療方法についてあまり知られていないと言う点です。
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Medical
形成外科とは、やけど(熱傷)やケガ、それらの傷あと、体のできものなど体の表面に生じた疾患を治療する外科です。あまり聞き慣れない診療科かもしれませんが、その守備範囲は広く、外傷や美容外科、皮膚がん、皮膚良性腫瘍など体の表面に生じた疾患や悩みは形成外科の範疇で治療できることも多く存在します。
一括りにほくろ、イボと言っても医学的には母斑や脂漏性角化症、尋常性疣贅、皮膚がんなど色んなものが含まれます。診断や治療には外科的な治療を含めて専門的な知識や技術が必要となります。治療には、保険診療と自費診療の2通りあります。ほくろの大きさ、隆起の程度、部位などから、最適な方法を考え、相談して決めていくことになります。
保険診療:くりぬき法、切除縫合除去法、液体窒素療法など
自費診療:電気凝固除去法(CO2レーザーを用いたほくろ除去治療)
皮膚がんと一括りに言っても、皮膚がんの中にはその癌化している細胞の種類によって、基底細胞がん、有棘細胞がん、悪性黒色腫など非常に多くの皮膚がんが存在します。皮膚がんの治療の中心は、手術で見た目よりも一回り大きく切除することです(拡大切除)。見た目だけで診断がつくこともありますが、多くの場合は一部分あるいは全部を摘出して検査に出して(生検)ようやく診断が確定します。このような過程が必要なのは、がんの種類によって拡大切除の範囲が異なってくるからです。また、がんの種類によっては転移の可能性が高いものも存在しより高度な医療機関との連携が必要となる可能性もあります。皮膚がんの治療は、がんの種類の他にできる部位によっても治療が大きく異なります。例えばお腹の皮膚であれば皮膚に余裕が有るので大きく切除しても余裕をもって縫い閉じることが可能ですが、顔などの場合は縫い閉じられず、皮膚移植などの再建手術が必要となることも多くあり、高度な手術技術が要求されます。当院では院長が形成外科専門医という再建手術の専門家でもありますから、高度な技術でご提供できます。
わきの汗の悩みは、においをともなう汗の問題か、においは無いが汗が多いという問題に大別できます。この疾患の大きな特徴は、本人の精神的負担が大きく、適切な治療方法についてあまり知られていないと言う点です。
汗の分泌は、自律神経で支配されています。ボトックスは、汗腺の接合部において神経終末内での神経伝達物質放出抑制に作用して神経伝達を阻害し、発汗を抑制すると考えられています。近年ワキ多汗症に関しては、保険適応となりました。
ワキの皮膚に存在するアポクリン感染を取り除く、もしくは焼灼することでにおいの軽減をはかります。
眼瞼下垂とは、上まぶたが下垂(垂れ下がっている)しているために、まぶたが開けづらくなる状態です。加齢による眼瞼の皮膚のたるみや、まぶたを開ける筋肉がゆるんでくることなど、さまざまな原因で眼瞼下垂になることがあります。眼瞼下垂の手術を受けると目が開きやすくなり、物が見やすくなり、目も疲れにくくなります。また、眼瞼下垂の手術を受けると、きれいな二重にすることも可能です。
逆まつ毛には2種類あります。
睫毛(まつげ)の並び方が不揃いで、睫毛の一部が角膜(黒目)にあたっている状態です。
眼瞼(まぶた)の縁が目の内方に入り込み、睫毛が角膜にあたっている状態です。
どちらの場合も、痛みや痒み、異物感などを生じ、角膜に傷がついてしまうと視力低下を引き起こすこともあります。治療法は健康保険適応により手術を行っています。手術によりまつげの向きを矯正し、眼球にまつげがあたらないようにすることが可能です。
医療関係者の中では自分がけがをした時に傷を縫ってもらうなら形成外科にお願いしたいというくらい、形成外科はその丁寧な縫合を最も得意とする診療科です。特殊な形成外科的縫合法で傷跡を目立ちにくくします。当然けがの状態にもよりますが、専門家の眼で確認し治療するだけでなく、その後のケアに関するアドバイスも可能です。
やけどは日常生活において最もよく見られる外傷の一つです。お湯などの高温の液体によるやけど、ストーブやアイロンなどへの接触によるやけどなど、原因は様々ですが、やけどをしたらまずは水道水などですぐに冷やすことが重要になります。これにより熱による組織損傷が深くなることを防ぐだけでなく、受傷した部位の炎症を抑え、痛みを和らげることが出来ます。やけどはその深さによって治療法が変わってきます。浅いやけどであれば軟膏塗布などで治りますが、深いやけどの場合は皮膚移植などの手術が必要になることがあります。やけどはその深さが一度の診察では判断が難しかったり、その経過中に感染などにより深さが変化したりすることもあるため専門的な判断、治療が必要です。やけどの傷あとは治療が非常に難しい疾患の一つですが、程度によってはレーザー治療や内服、軟膏治療などを組み合わせて治療していきます。長い経過での治療が必要となります。
巻き爪とは、足の指にある爪の両端の先端部が、大きく内側に弯曲した状態を言います。親指の爪が巻き爪になることが多いのですが、その他の指の爪もなることがあります。巻き爪が進行すると、皮膚に曲がった爪がどんどん食い込み、次第に激しい痛みを引き起こすことがあります(陥入爪:かんにゅうそう)。場合によっては食い込んだ部分から細菌が侵入し、感染してしまい痛みで歩行困難になってしまうことすらあります。また、長期間放置してしまうと、巻き爪の痛みから足をかばおうと、いつもとは違った歩き方をしてしまうために、足首や膝、腰にも負担がかかり、膝痛、腰痛の原因にもなりかねません。治療法としては麻酔をして爪の食い込んでいる部分を切り取り、特殊な薬品でそこの部分の爪だけを生えてこないようにすることで痛みの軽減をはかる手術療法や、爪の形を矯正するワイヤーなどを用いることもあります。