
毎日シャンプーしているのに、午後になると頭皮がべたつく。洗った直後なのに、髪の根元が重く感じる。このようなとき、「皮脂が多いから、もっとしっかり洗わなければ」と考える方もいるかもしれません。
しかし、頭皮のべたつきには、皮脂だけでなく、汗や蒸れ、シャンプーや整髪料のすすぎ残し、トリートメントやヘアオイルのつけ方など、さまざまな要因が関係します。洗う回数を増やしたり、洗浄力だけでシャンプーを選んだりすると、かえって頭皮の乾燥や刺激につながることもあります。
まずは、いつ、どのようにべたつくのかを確認し、洗い方やヘアケア商品の使い方を見直すことが大切です。この記事では、頭皮がべたつく主な原因、毎日の洗い方、シャンプー・トリートメントの選び方について分かりやすく解説します。
頭皮のべたつきは皮脂だけが原因とは限りません
皮脂は頭皮を覆い、乾燥や外部からの刺激から守る役割を持っています。そのため、皮脂そのものが不要なわけではありません。一方で、頭皮表面に皮脂や汗、汚れなどが多く残ると、べたつきや重さを感じやすくなります。
べたついているのは頭皮?髪の根元?
また、「頭皮がべたつく」と感じていても、実際には髪の根元にトリートメント、ヘアオイル、ワックスなどが残っている場合があります。頭皮そのものが脂っぽいのか、髪に使用した商品によって根元が重くなっているのかで、見直すポイントは異なります。

べたつきが気になるからといって、すぐに洗う回数を増やすのではなく、べたつくタイミングや使用している商品を振り返ってみましょう。
べたつくタイミングと状態を確認しよう
頭皮のべたつきの原因を、自分だけで正確に特定することは簡単ではありません。ただし、いつ気になるのか、ほかにどのような変化があるのかを整理すると、見直したいポイントが分かりやすくなります。
- 洗髪直後からべたつく
シャンプーやトリートメントの使用量、すすぎ方 - 午後や夕方になるとべたつく
汗をかいたか、帽子などで蒸れていないか - 運動後や暑い日に気になる
汗や蒸れをそのままにしていないか - 髪の根元だけが重い
トリートメント、ヘアオイルをつける位置と量は適切か - 新しい商品を使い始めてから気になる
商品を変えた時期と頭皮の変化が重なっていないか - フケ、かゆみ、赤みが気になる
ヘアケアによる刺激や皮膚トラブルが関係していないか
この表だけで原因を判断することはできません。使用している商品名、商品を変えた時期、べたつきやすい時間帯などを記録しておくと、状態を振り返りやすくなります。
頭皮ケア商品を先に確認したい方へ

頭皮まで含めた日常のヘアケアを見直したい方には、頭皮への使用を想定したbeetsのスキャルプシャンプーとスキャルプトリートメントがあります。どちらも化粧品で、頭皮と髪をすこやかに保つための毎日のケアに取り入れる商品です。詳しい特徴や使い方は記事後半で紹介するため、先に商品を確認したい方はbeetsのヘアケアラインをご覧ください。
頭皮がべたつく主な原因
皮脂・汗・蒸れ
頭皮には皮脂腺や汗腺があり、皮脂や汗が出ます。気温や湿度が高い日、運動した日、帽子を長時間かぶった日などは、頭皮が蒸れてべたつきを感じやすくなります。
この場合は、皮脂だけを落とそうとするのではなく、汗をかいたままにしないことや、洗髪時に頭皮全体を丁寧に洗い流すことがポイントです。
シャンプーや整髪料のすすぎ残し
シャンプーを使っていても、すすぎが不十分だと、頭皮や髪の根元に成分が残ることがあります。特に、生え際、耳の後ろ、襟足は意識しないとすすぎ残しが起こりやすい部分です。
ワックス、スプレー、ヘアオイルなどを使用している場合も、髪の根元付近に商品が多くついていると、洗髪後まで重さを感じる可能性があります。整髪料を多く使用した日は、髪だけでなく頭皮までお湯を行き渡らせてからシャンプーしましょう。
トリートメントやヘアオイルのつけ方
一般的な毛髪用トリートメントやヘアオイルは、髪の中間から毛先を中心に使うものが多くあります。頭皮付近に多くつけると、髪の根元がつぶれたり、洗髪後もべたつきを感じたりする場合があります。
一方で、頭皮への使用を想定しているトリートメントもあります。「トリートメントはすべて頭皮につけない」と一律に考えるのではなく、商品ごとの使用部位と使用方法を確認することが大切です。
洗いすぎや頭皮への強い刺激
べたつきが気になると、1日に何度もシャンプーしたり、爪を立てて強くこすったりしたくなるかもしれません。しかし、過度な洗浄や摩擦、熱いお湯は、頭皮の乾燥や刺激につながる可能性があります。
頭皮の表面がべたついていても、同時に乾燥や刺激を感じていることはあります。べたつくからといって洗浄力を強くするだけでなく、洗った後につっぱり感、かゆみ、ヒリつきなどがないかも確認しましょう。
頭皮のべたつきとにおいが同時に気になる場合
皮脂、汗、蒸れ、整髪料などが頭皮や髪に残ると、べたつきとにおいが同時に気になる場合があります。特に、帽子を長時間かぶった日や運動した後は、汗や蒸れが重なりやすくなります。
においが気になるときも、香りの強いヘアケア商品や整髪料を重ねて隠すのではなく、汗を清潔なタオルなどでやさしく押さえ、洗髪時に頭皮と髪を丁寧に洗い流しましょう。べたつきやにおいを落とそうとして、何度も洗ったり強くこすったりする必要はありません。
べたつきがあるから必ずにおう、においがあるから不潔というわけでもありません。洗い方だけでなく、汗をかいた状況や使用しているヘアケア商品も一緒に確認することが大切です。
頭皮の皮膚トラブルが関係している可能性
頭皮のべたつきにフケ、かゆみ、赤みなどが伴う場合は、日常のヘアケアだけでなく、頭皮の皮膚トラブルが関係している可能性があります。例として、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎などが挙げられますが、見た目や自覚症状だけで病名を判断することはできません。
自己判断でシャンプーを次々に変えたり、状態に合うか分からない市販薬を使ったりする前に、頭皮の状態が気になる場合はクリニックへ相談しましょう。
頭皮のべたつきが気になるときの洗い方

1.洗う前に髪の絡まりをやさしく整える
髪が絡まっている場合は、毛先からやさしくとかしておきます。強くブラッシングしたり、頭皮を何度もこすったりする必要はありません。
2.シャンプー前に頭皮と髪を十分に濡らす
最初にお湯を頭皮全体へ行き渡らせます。髪の表面だけを濡らすのではなく、生え際、耳の後ろ、後頭部、襟足まで丁寧に流しましょう。
お湯の温度が高すぎると乾燥や刺激につながる可能性があるため、熱いと感じない程度のぬるめのお湯を使います。
3.適量を手に取り、広げてから使う
シャンプーの使用量は、髪の長さや商品によって異なります。多ければ汚れがよく落ちるとは限らないため、商品の使用方法を確認してください。
シャンプーを手のひらに取り、軽く広げてから頭皮と髪になじませます。原液を頭皮の一か所に集中してつける使い方は避けましょう。
4.指の腹で頭皮をやさしく洗う
爪を立てず、指の腹を使って頭皮全体を洗います。強くこすることよりも、洗いにくい部分を残さないことが大切です。
髪は強くこすり合わせず、泡をなじませるように洗います。べたつきが気になる部分だけを長時間こすり続けないようにしましょう。
5.生え際や襟足まで丁寧にすすぐ
頭皮のべたつき対策では、洗う工程だけでなく、すすぎも重要です。指を通しながら、生え際、耳の後ろ、後頭部、襟足までお湯を行き渡らせます。
トリートメントを使用した後も、商品に記載された方法に従って洗い流してください。
6.洗髪後は頭皮を濡れたままにしない
タオルで髪を強くこすらず、水分をやさしく吸収させます。その後、ドライヤーを頭皮へ近づけすぎないように動かしながら乾かします。
同じ場所に温風を当て続けると、熱や乾燥の負担になり得ます。髪の根元から順に乾かし、頭皮が長時間濡れたままにならないようにしましょう。
べたつきが気になるときのシャンプー・トリートメントの選び方
洗浄力の強さだけで選ばない
頭皮が脂っぽいと、洗浄力の強いシャンプーを選びたくなるかもしれません。しかし、使い心地は頭皮の状態によって異なります。
洗髪後の皮脂感だけでなく、乾燥、つっぱり感、かゆみ、ヒリつきがないかも確認しましょう。「アミノ酸系」「ノンシリコン」などの表示だけで一律に良し悪しを判断せず、自分の頭皮と髪の状態、商品の使用目的を見て選びます。
化粧品と薬用シャンプーは目的を確認して選ぶ
シャンプーには、化粧品に分類されるものと、薬用シャンプーと呼ばれる医薬部外品があります。どちらが一律に優れているという関係ではなく、使用目的に合わせて選ぶことが大切です。

「薬用」と表示されていても、すべての頭皮の悩みに対応するわけではありません。一方、化粧品のシャンプーも、日常的に頭皮と髪を洗浄し、すこやかに保つ目的で使用できます。パッケージや商品ページで区分と使用目的を確認しましょう。
この記事で紹介するbeets スキャルプシャンプーは化粧品です。頭皮の病気を治療するものではなく、頭皮と髪を洗浄し、日常的にケアするための商品として位置づけます。
使用部位と使用方法を確認する
シャンプーは頭皮と髪を洗うものですが、トリートメントは商品によって使用部位が異なります。毛髪用であれば髪の中間から毛先へ、頭皮用であれば表示に従って頭皮へ使用します。
頭皮用の商品でも、使用量が多かったり、十分に洗い流せていなかったりすると、重さやべたつきを感じる可能性があります。頭皮用であることだけでなく、使用量とすすぎ方まで確認してください。
新しい商品は頭皮の変化を確認しながら使う
新しいヘアケア商品を使い始めたら、使用感だけでなく、頭皮に赤み、かゆみ、刺激などの変化がないか確認しましょう。異常を感じた場合は使用を中止し、商品の注意事項に従ってください。
ドライシャンプーは一時的なケアとして考える
外出先で汗や蒸れが気になるときは、清潔なタオルなどで汗をやさしく押さえ、可能であれば頭皮を乾かします。ドライシャンプーを使う場合は、通常の洗髪の代わりではなく、一時的なケアとして商品表示に従って使用しましょう。
上からヘアオイルや整髪料を重ねると、かえって重く感じることもあります。べたつきを隠すために商品を重ねすぎないことも大切です。
日常の頭皮ケアにbeetsを取り入れる場合
洗い方や商品の使用部位を見直したうえで、頭皮まで含めた日常のヘアケアを考えたい場合は、頭皮への使用を想定した商品を選ぶ方法があります。
beets スキャルプシャンプー 300mL

beets スキャルプシャンプーは、頭皮と髪を洗浄し、すこやかに保つための化粧品です。パルミチン酸レチノールとナイアシンアミドを整肌成分として、複数のペプチドを保湿成分として配合しています。
使用するときは、シャワーで汚れを十分に洗い流し、シャンプーを手のひらで泡立ててから、地肌をやさしく洗います。髪は泡でなでるように洗い、最後に十分にすすぎます。
頭皮のべたつきや皮膚疾患を治療する商品ではありません。日常の洗浄と頭皮ケアに取り入れる商品の一例として検討してください。
beets スキャルプトリートメント 300mL

beets スキャルプトリートメントは、一般的な毛先中心のトリートメントとは異なり、頭皮への使用を想定した化粧品です。頭皮と髪にうるおいを与え、すこやかに保つための日常ケアに使用します。
使用するときは、軽く水気を切り、頭皮を中心に塗布してから毛先へなじませます。最後は、髪や頭皮にべたつきが残らないように洗い流してください。
傷、はれもの、湿疹などの異常がある部位には使用せず、使用中または使用後に赤み、はれ、かゆみ、刺激などの異常を感じた場合は使用を中止し、商品の注意事項に従ってください。
頭皮のべたつきに関するよくある質問
頭皮がべたつく場合は1日2回シャンプーしてもよいですか?
適した洗髪回数は、汗の量、生活環境、頭皮の状態、使用する商品などによって異なるため、一律には決められません。
べたつくたびにシャンプーを使うと、乾燥や刺激につながる可能性があります。回数を増やす前に、すすぎ方、シャンプーの使用量、トリートメントや整髪料をつける位置を見直しましょう。
頭皮が乾燥していても、べたつきを感じることはありますか?
頭皮の乾燥と、表面のべたつきを同時に感じることはあります。汗やヘアケア商品の残留などによって表面がべたついていても、洗いすぎや熱いお湯、摩擦などで頭皮が乾燥・刺激を受けている可能性があるためです。
「乾燥しているから皮脂が増えた」と決めつけず、洗った後のつっぱり感や刺激、商品の使用状況も確認しましょう。
トリートメントは頭皮につけない方がよいですか?
商品によって異なります。一般的な毛髪用トリートメントは、髪の中間から毛先へ使用するものが多くあります。一方、beets スキャルプトリートメントのように、頭皮への使用を想定した商品もあります。
商品名だけで判断せず、使用できる部位、使用量、洗い流し方を確認してください。
頭皮のべたつきは薄毛につながりますか?
頭皮がべたついているという情報だけで、抜け毛や薄毛の原因を判断することはできません。べたつきを感じたからといって、直ちに薄毛になると決めつける必要はありません。
べたつきだけを根拠に育毛商品を選んだり、洗浄力の強いシャンプーへ変更したりせず、抜け毛と頭皮の状態を分けて考えることが大切です。
食生活や睡眠を見直すと、頭皮のべたつきはなくなりますか?
健康的な食生活や十分な睡眠は、体調を整えるうえで大切です。ただし、食事や睡眠だけから頭皮のべたつきの原因を特定することはできません。また、特定の食品を控えればべたつきがなくなるとも一律にはいえません。
まずは、洗い方、すすぎ、使用しているヘアケア商品、汗や蒸れとの関係など、確認しやすいところから見直しましょう。
まとめ
頭皮のべたつきには、皮脂だけでなく、汗や蒸れ、シャンプー・整髪料のすすぎ残し、トリートメントやヘアオイルの使い方などが関係する可能性があります。
洗う回数や洗浄力をすぐに増やすのではなく、まずはべたつくタイミング、シャンプーの使用量、すすぎ方、商品をつける位置を見直しましょう。頭皮用の商品を選ぶ場合も、使用部位と洗い流し方を守ることが大切です。
頭皮まで含めた日常のヘアケアを考えたい場合は、商品の区分、使用目的、使用部位を確認し、自分のケアに取り入れやすいものを選びましょう。
頭皮と髪の毎日のケアを見直したい方へ
頭皮のべたつきが気になるときは、洗浄力の強いシャンプーへすぐに変更するのではなく、洗い方やすすぎ方、使用するヘアケア商品の量・使用部位を見直すことが大切です。
毎日の頭皮ケアに取り入れやすい商品をお探しの方には、頭皮への使用を想定した「beets スキャルプシャンプー」と「beets スキャルプトリートメント」をご用意しています。
いずれも化粧品であり、頭皮と髪を清潔に保ち、うるおいを与えて、すこやかな状態を保つためのデイリーケア商品です。
千里中央りょうこスキンクリニックで取り扱っている商品は、オンラインショップからもご購入いただけます。
※本商品は化粧品であり、頭皮のべたつきや皮膚疾患を治療するものではありません。赤み・かゆみ・フケなどの症状が続く場合は、皮膚科へご相談ください。





